やぎになってみた

やぎです。時間が山ほどある。観た映画や読んだ本の記録。

辞めたからといって

すぐに全てから解放される訳ではない。

どこかで鉢合わせてしまったらどうしよう、、と一人で外出ができなくなり、

男性と接点を持つことで動悸や息切れ冷や汗が出てしまうようになった。

 

店員さんが男性しかいないコンビニ、

エレベーターの中で男性と二人きりになってしまうこと、

(バス停で待ち伏せされていた事もあったので)バス停やバス自体を見かけること、

勤務していた商業施設のある地域に近づくこと、

知らない番号からの電話やインターホンの音など

自然とそういうものが恐怖の対象になっていた。

 

そのせいで、私の後任の若い男性も恐怖を感じてしまい

引き継ぎなども最小限しかできず、申し訳ないことをしてしまった。

 

当時は一人暮らしだったけど、なぜか「〇〇の辺りに住んでいるよね?」

と知られてしまっていた。いったいどこで知ったの??

もう逃げ場がない。そう感じた。

(同じ市内に住む兄弟の部屋でひとまず居候させてもらうことに)

なるべく服装は黒一色にして目立たないようにし、カバンも黒いものに買い換えた。

警備員にタクシー乗り場まで付いてきてもらったり、巡回を増やしてもらったりと

商業施設の方々はとにかく良くしてくださった。それが唯一の救いだったのかも。

犯人は出入り禁止にしてもらえた。

防犯カメラってすごいわ。画質が荒くても、ちゃんと個人を特定できる。

 

本社の人間は引き止めようとしてきた。

マネージャーは女性だから話が伝わると思っていたけどそんなに甘くなくて

ストーカー被害は被害者側にも責任があると言われたけど、その言葉、めちゃくちゃショックだったな。

ほとぼりがさめたら今度はアルバイトとしてまた働いて、とも。

ほとぼりって?ストーカー被害のほとぼりって?

女性から言われたのが悲しかったなあ。

 

こうやって書き出してみると、過去の出来事としてみることができて良い。

 

 

今は、毎日映画を見たり本を読んだり、好きなことをやってる。

体調は徐々に良くなっているし、一人で外出もある程度できるようになってきた。

今はまだ兄弟の部屋に住まわせてもらっているけど、

これを気に、どこか違う土地に引っ越そうかな。